『金槐和歌集』の時(shí)空(定家所伝本の配列構(gòu)成)

出版時(shí)間:2000/08  出版社:和泉書院  作者:今関敏子  
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內(nèi)容概要

源実朝の家集『金槐和歌集』の伝本には、大別して定家所伝本と貞享本がある。悲劇的にその短い生涯を閉じた源実朝は、鎌倉幕府三代將軍であり、後鳥羽院廷臣であり、都を遠(yuǎn)く離れた東國に住む歌人であった。実朝の人となりは後代に伝承され、そして、その代表歌一首一首は親しみをもって鑑賞されてきたのである。
言うまでもなく、短詩型の中に完成された宇宙をもつ表現(xiàn)形式である、という點(diǎn)に於いて和歌は一首でも充分自立し得る表現(xiàn)形態(tài)であり、一首一首の解釈が詳細(xì)になっていくのは、研究上の必然である。しかし一方、そのような和歌を集めてひとりの撰者が歌集を編むときには、一首一首の和歌は恣意的にではなく、秩序をもって配列されるのである。その結(jié)果、作品には獨(dú)自の統(tǒng)合性が內(nèi)在するはずである。
本書では定家所伝本『金槐和歌集』の配列構(gòu)成を、貞享本と比較しつつ分析。その特質(zhì)、作品世界の獨(dú)自性を論じ、定家所伝本が実朝自撰である可能性を、時(shí)空認(rèn)識(shí)を切り口に內(nèi)部徴証から明らかにする。

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