出版時間:2011 出版社:勁草書房 作者:金森修 編著
內容概要
1920年代から1960年代初頭までの物理學史、化學史、人類學史、薬理學史、そしてより哲學に近い一種の生命論等をカバーする。
本書は、序章で〈科學思想史?史〉の歴史的背景を押さえた上で、各論の本格的な歴史研究に入っていく。読者は、「歴史を語る」、「その歴史の歴史を語る」、という二重の構図の中に知らないうちに身を置いた自分を発見し、それがそのまま、〈歴史的認識〉なるものがもつ複雑な存在位相の一端に觸れる経験になっているはずである。
書籍目錄
序章 〈科學思想史〉の來歴と肖像[金森修]
第一節(jié) 〈科學思想史〉の歴史に向けて
第二節(jié) 戦前の動向
第三節(jié) 科學史學の〈自立〉
第四節(jié) 〈科學政治學〉の浸潤と抗爭
第一章 原子核?素粒子物理學と競爭的科學観の帰趨[岡本拓司]
第一節(jié) 量子力學の受容から湯川秀樹のノーベル賞受賞まで
第二節(jié) 競爭的科學観の成立──長岡半太郎の煩悶
第三節(jié) 競爭の展開と競爭的科學観の消長──土星型原子模型から反相対論まで
第四節(jié) 量子力學の登場
第五節(jié) 中間子論、サイクロトロン、新型兵器
第六節(jié) 敗戦下の原子核?素粒子研究
第七節(jié) 「純粋科學」を支えたもの
第二章 眞島利行と日本の有機化學研究伝統(tǒng)の形成[梶雅範]
第一節(jié) はじめに──二〇世紀日本化學思想史の可能性
第二節(jié) 日本化學史の流れ
第三節(jié) 眞島利行の化學者への道
第四節(jié) 眞島利行のドイツ留學
第五節(jié) 眞島利行の東北帝國大學著任とウルシオール研究の完成
第六節(jié) 眞島の弟子たちによる日本の有機化學研究における天然物化學の伝統(tǒng)の展開──到達點と限界
第七節(jié) その後の眞島利行の研究と業(yè)績──日記に見るその思想的軌跡
第八節(jié) おわりに──日本化學思想史の課題
第三章 日本人起源論と皇國史観──科學と神話のあいだ[坂野徹]
第一節(jié) はじめに──日本人種論とは何か
第二節(jié) 前史──コロボックル論爭と人種交替パラダイムの成立
第三節(jié) 人種交替パラダイムの超克
第四節(jié) 人類起源論と日本人種論
第五節(jié) 肇國の日本人種論──皇國史観と日本人起源論
第六節(jié) 結び──日本人種論の「戦後」
第四章 日本漢方醫(yī)學における自畫像の形成と展開──「昭和」?jié)h方と科學の関係[愼蒼健]
第一節(jié) はじめに──問題の所在
第二節(jié) 「昭和」?jié)h方醫(yī)學の歴史的基盤
第三節(jié) 「東亜醫(yī)學」運動の成立と自畫像形成
第四節(jié) 新東洋醫(yī)學における朝鮮の排除
第五節(jié) おわりに
第五章 生物學と歴史哲學──京都學派における〈生物學の哲學〉[板橋勇仁]
第一節(jié) はじめに
第二節(jié) 戸坂潤の「生物學論」と「歴史的決定」の論理
第三節(jié) 西田幾多郎の生命論と「歴史的必然」の論理
第四節(jié) 田邊元の「種の論理」と生物學──「生物學主義」批判と「懺悔道としての哲學」
第五節(jié) おわりに
あとがき
文獻
事項索引
人名索引
執(zhí)筆者紹介
圖書封面
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