戦爭(zhēng)と華僑

內(nèi)容概要

【序論】より
私はこれまで時(shí)期的には日中戦爭(zhēng)期を主要な研究テーマとしてきた。その際、中國(guó)抗戦を物心両面から支援する勢(shì)力として華僑が常に登場(chǎng)する。こうしたことを鑑みると、華僑は政治、経済、社會(huì)、國(guó)際関係など諸側(cè)面から考察する上で不可欠な重要テーマといえよう。ところで、中國(guó)では、當(dāng)該時(shí)期の研究が幾つか出ているが、世界華僑による蔣介石?國(guó)民政府や中國(guó)共産黨（以下、中共と略稱(chēng)）への支援、及び日本の侵略への抵抗というプラス面のみが強(qiáng)調(diào)されてきた。果たしてこれは歴史的事実なのであろうか。半面の歴史しか明らかにしていないのではないか。こうした疑問(wèn)をもった。その結(jié)果、私はアジア?太平洋戦爭(zhēng)期における南洋を含めた華僑動(dòng)態(tài)に焦點(diǎn)を絞り、自ら本格的に究明しなければならないと考えるに至った。したがって、本書(shū)では、特に一九三七年盧溝橋事件（中國(guó)では、主に「七?七事変」と稱(chēng)す）以降、地域的には日本、植民地臺(tái)灣、朝鮮、そして日本軍政下の南洋という、いわば「敵國(guó)」日本の支配下にあった地域の華僑を主要な研究対象とすることにした。換言すれば、一般的に強(qiáng)調(diào)される華僑による中國(guó)抗戦支援が公然とはできず、華僑が複雑な対応を迫られた地域である。すなわち、華僑は自らの生命?生活?財(cái)産を守るため、祖國(guó)中國(guó)に帰國(guó)するか、沈黙するか、あるいは対中侵略の日本に消極的にしろ積極的にしろ協(xié)力するか、それとも命を賭した抗日闘爭(zhēng)に立ち上がるか。いかなる選択をするにしろ、そこには実質(zhì)的意味で「中立」というスタンスはありえなかった。
本書(shū)の狙いは、日本、蔣介石?國(guó)民政府、傀儡政権、華僑団體、一般華僑という複眼的な視點(diǎn)で、當(dāng)時(shí)の華僑の動(dòng)態(tài)と構(gòu)造を明らかにすることである。

書(shū)籍目錄

序　論
第一章　戦時(shí)期における全日本華僑の動(dòng)態(tài)と構(gòu)造
第一節(jié)　中國(guó)大使館と全日本華僑
盧溝橋事件と日本華僑／中國(guó)大使館の動(dòng)向と「國(guó)民黨事件」
傀儡臨時(shí)?維新両政府の成立と華僑動(dòng)態(tài)／
南京汪政権と「全日本華僑総會(huì)」の成立
太平洋戦爭(zhēng)後における日本華僑の動(dòng)態(tài)
第二節(jié)　日本各地域における華僑の動(dòng)態(tài)と構(gòu)造
――総領(lǐng)事館?領(lǐng)事館の動(dòng)向と関連させて――
樺太?北海道各華僑の動(dòng)態(tài)と連合?離反／
橫浜総領(lǐng)事館と橫浜華僑の動(dòng)態(tài)
神戸総領(lǐng)事館と神戸華僑の動(dòng)態(tài)／
長(zhǎng)崎領(lǐng)事館と長(zhǎng)崎華僑の動(dòng)態(tài)
沖縄華僑、臺(tái)灣人、及び沖縄県民の位置
第三節(jié)　日本國(guó)內(nèi)における中國(guó)?「満洲國(guó)」留學(xué)生の
対日抵抗について
盧溝橋事件以前における留學(xué)生の抵抗運(yùn)動(dòng)／
盧溝橋事件前後以降の留學(xué)生の帰國(guó)狀況と言動(dòng)
第三勢(shì)力系留學(xué)生?人士と「人民戦線派」事件／
「中國(guó)共産黨」系留學(xué)生による対日抵抗運(yùn)動(dòng)
國(guó)民黨系留學(xué)生による対日抵抗運(yùn)動(dòng)／
南京國(guó)民政府、及び日本、傀儡政権の留學(xué)生対策
第二章　日本植民地臺(tái)灣における「華僑」の動(dòng)態(tài)と特質(zhì)
臺(tái)灣「華僑」の基本的動(dòng)態(tài)と構(gòu)造／
盧溝橋事件以前の臺(tái)灣「華僑」の動(dòng)態(tài)と特質(zhì)
盧溝橋事件後の臺(tái)灣「華僑」の動(dòng)態(tài)と特質(zhì)／
「臺(tái)灣籍民」（臺(tái)灣人）の活動(dòng)と臺(tái)灣の戦略的位置
第三章　日本植民地朝鮮における華僑の動(dòng)態(tài)と対日抵抗
盧溝橋事件後における朝鮮華僑の動(dòng)態(tài)と臨時(shí)政府の成立／
南京汪政権の成立と朝鮮華僑の動(dòng)態(tài)
戦時(shí)下諸問(wèn)題と朝鮮華僑／
総領(lǐng)事の対日抵抗と朝鮮華僑の武力抗日闘爭(zhēng)
第四章　「大東亜共栄圏」下における南洋華僑の「媚日」と抗日
――汪精衛(wèi)のプロパガンダと関連させて――
汪精衛(wèi)の「和平」プロパガンダと南洋華僑に対する影響
日本軍の英領(lǐng)マラヤ?シンガポール占領(lǐng)と華僑動(dòng)態(tài)
日本軍政下の華僑対策とその推移
タイ?ベトナム?ビルマなどにおける南洋華僑の
「媚日」動(dòng)　態(tài)
南洋華僑の抗日ゲリラとサボタージュ
第五章　戦時(shí)期日本?臺(tái)灣?朝鮮?南洋における華僑學(xué)校教育
――その実態(tài)と特質(zhì)――
第一節(jié)　日本?植民地臺(tái)灣における華僑學(xué)校教育
橫浜?神戸?長(zhǎng)崎における華僑學(xué)校教育／
中國(guó)人戦災(zāi)孤児の「保育問(wèn)題」
植民地臺(tái)灣における「華僑」學(xué)校教育問(wèn)題／
南京汪政権における華僑學(xué)校改善の模索
第二節(jié)　植民地朝鮮における華僑學(xué)校教育
朝鮮華僑學(xué)校の窮狀と打開(kāi)策／
朝鮮各地における華僑學(xué)校教育の実態(tài)と特質(zhì)
華僑中學(xué)校創(chuàng)設(shè)のもがきと紛糾
第三節(jié)　「大東亜共栄圏」下における南洋華僑學(xué)校教育
――マラヤ?「昭南」（シンガポール）を中心に――
日本軍によるイギリス式華僑學(xué)校教育の再編強(qiáng)行／
日本軍による初等教育の再編
教師再教育と上級(jí)師範(fàn)學(xué)校／
現(xiàn)地官吏?指導(dǎo)者の育成と日本留學(xué)
日本語(yǔ)普及政策とその特色
結(jié)　論
後　記?索　引（人名?事項(xiàng)）

圖書(shū)封面

評(píng)論、評(píng)分、閱讀與下載

---

    戦爭(zhēng)と華僑 PDF格式下載

---