出版時間:1974-11-26 出版社:新潮社 作者:「日」有吉佐和子
內容概要
これぞ蕓道小説の白眉! 三味線一筋の男、愛に自由な女。文楽の世界を描く傑作長編。
造り酒屋の箱入娘として育った茜は、十七歳の頃、文楽の三味線弾き、露沢清太郎が弾く一の糸の響に心を奪われた。その感動は戀情へと昂っていくが、彼には所帯があった。二十年が過ぎた。清太郎は徳兵衛(wèi)を襲名し、妻を亡くしていた。獨身を通した茜は、偶然再會した男の求婚を受入れ、後添えとなるのだった。大正から戦後にかけて、蕓道一筋に生きる男と愛に生きる女を描く波瀾萬丈の一代記。
作者簡介
有吉佐和子(1931-1984),和歌山生れ。東京女子大短大卒。1956(昭和31)年「地唄」が芥川賞候補となり文壇に登場。代表作に、紀州を舞臺にした年代記『紀ノ川』『有田川』『日高川』の三部作、一外科醫(yī)のために獻身する嫁姑の葛藤を描く『華岡青洲の妻』(女流文學賞)、老年問題の先鞭をつけた『恍惚の人』、公害問題を取り上げて世評を博した『複合汚染』など。理知的な視點と旺盛な好奇心で多彩な小説世界を開花させた。
圖書封面
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