「仮名書き絵入り往生要集」の成立と展開(研究篇?資料篇)

出版時(shí)間:2001/05  出版社:和泉書院  作者:西田直樹  

內(nèi)容概要

「仮名書き絵入り往生要集」とは、江戸時(shí)代初期の『往生要集絵巻』と、江戸時(shí)代に刊行された同様の仮名書き絵入り版本の総稱である。
源信が著した『往生要集』は、日本人の地獄思想を體系化し、往生極楽の扉を指し示した。中でも、漢文の本文を漢字仮名交じり文に書き改めて挿絵を加えた「仮名書き絵入り往生要集」は、最も広い階層に読まれた『往生要集』である。これらは、説教臺(tái)本や仮名草子としても読まれ、日本人の思想や文化に多大な影響を與えてきた。
研究篇にて「仮名書き往生要集」の成立から「仮名書き絵入り往生要集」への展開に至る全貌を初めて明らかにし、翻刻篇には『往生要集絵巻』詞書などを収め、影印篇には希覯本を含む「仮名書き絵入り往生要集」五本と『極楽物語(yǔ)』二本を収載した。
なお、當(dāng)初収録予定であった『絵入往生要集』(古版)〔影印?翻刻〕は、諸般の都合により収録を見(jiàn)合せたことをお斷りしておく。

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